雪山・桜・チューリップ・菜の花「春の四重奏」見ごろ

雪が残る北アルプスを背景に、桜並木やチューリップ、それに菜の花を同時に楽しむことができる「春の四重奏」と呼ばれる光景が富山県朝日町で見ごろを迎えています。

北アルプスをのぞむ桜の名所として知られる富山県朝日町の舟川べりには、1.2キロメートルに渡って約280本のソメイヨシノの桜並木が続いていて、近くの畑には22品種、約60万本のチューリップのほか、菜の花も植えられています。
雪山の白、サクラのピンク、チューリップの赤、そして菜の花の黄色が一度に楽しめることから、「春の四重奏」と呼ばれていて、見ごろを迎えています。
11日は平日にもかからず国内外から大勢の観光客が訪れ、トンネルのような桜並木を散策したり、雪山を背景に一面に咲き誇る色とりどりの花を写真に収めたりして、春の絶景を思い思いに満喫していました。
香港から来た30代の女性は「香港でもこの風景は有名です。とてもすばらしく、ここに来る価値があると思いました」と話していました。
オランダ人の男性は「オランダではチューリップが有名ですが、こちらは山々やサクラも一緒に見ることができて、とてもきれいです」と話していました。
実行委員会によりますと、サクラの見ごろは今週末までとみられ、週末は混雑や渋滞が予想されることから、公共交通機関や臨時駐車場からのシャトルバスの利用を呼びかけています。