富山市で5年ぶり大相撲地方巡業「富山場所」 朝乃山も

大相撲の春の巡業が、富山市で行われ、多くの大相撲ファンが詰めかけるなか、富山市出身の朝乃山が、地元への愛があふれるファンサービスで会場をおおいに沸かせました。

富山市内では5年ぶりとなる大相撲の地方巡業、「富山場所」は、7日、富山市総合体育館で行われ、横綱・照ノ富士や地元、富山市出身の朝乃山などを一目見ようと約6500人の観客が詰めかけました。
巡業では、集まった観客を楽しませようと質問コーナーに参加した朝乃山は、観客から肌がきれいな理由を聞かれると「富山の水を飲んでいるから」と答え会場を沸かせていました。
その後、横綱の土俵入りで照ノ富士が姿を見せると、会場は熱気に包まれました。
観客の注目を最も集めたのは幕内力士の取組で、朝乃山が関脇の大栄翔と対戦し、会場からは大きな声援が送られ、朝乃山は寄り切りで勝ちました。
黒部市の7歳の女の子は「朝乃山がかっこよかった。また会いたい」と話していました。
報道陣の取材に応じた朝乃山は「本場所では絶対に無い巡業ならではの距離感もあるので、訪れた人のいい思い出になってくれたらうれしい」と話しました。
また、次の場所で期待される三役復帰については「もし三役に復帰できたら、新たなスタートだと思う。常にふた桁勝利を目指してがんばりたい」と話していました。