富山大学入学式 齋藤学長「総合知を習得し試練に打ち勝って」

富山大学の入学式が5日行われ齋藤滋学長は、「世界情勢が極めて不安定になる中、総合知を習得し試練に打ち勝ってほしい」と新入生を激励しました。

富山大学の入学式は、5日、富山市総合体育館で行われ、新入生やその保護者などが出席しました。
このなかで齋藤滋学長は、「現在の世界情勢は各地で紛争が起こるなど極めて不安定な状況です。このような時期を乗り越えるため総合知を習得し個人戦ではなく団体戦で試練に打ち勝ってほしい」と激励しました。
これに対し、新入生を代表して、理学部の上野未陽さんが、「自己の研さんに努め、さらなる未来への展望を広げるとともに、より一層の学識を深めるよう努力することを誓います」と決意を述べました。
富山大学によりますと、今年度は9つの学部と大学院にあわせて2422人が入学し、5日の式は2019年以来、5年ぶりに新型コロナウイルスによる保護者の入場制限などを行わずに開催されたということです。
芸術文化学部に入学した女子学生は、「基礎から絵のことを学びたいと思っています。自分のスキルアップになる4年間にしたいです」と話していました。
また、都市デザイン学部に入学した男子学生は、「富山大学でしか学べないことがあると思い入学しました。初めての一人暮らしや、友達といろいろな所に出かけるのが楽しみです」と話していました。