「世界自閉症啓発デー」 自閉症など発達障害に理解を

2日は自閉症について理解を広めてもらおうと、国連で定められた「世界自閉症啓発デー」です。

2日朝富山駅では自閉症などの発達障害について知ってもらおうと街頭活動が行われました。
2日の「世界自閉症啓発デー」と、2日から4月8日までの「発達障害啓発週間」にあわせて2日朝富山駅構内で県職員や、自閉症の子どもを持つ親でつくる団体のメンバーなど約20人が街頭活動を行いました。
参加者たちは自閉症の説明が書かれたチラシや、障害者就労支援施設で作られたクッキーを配っていました。
自閉症は言われたことがよく理解できなかったり、当たり前の対応が分からなかったりするほか、音や光に過敏に反応するなどの特徴があるということです。
自閉症のある人には、短く簡単なことばで伝え、絵や写真などを使って説明し、相手の答えを少し待つといいということです。
「とやま発達障がい親の会」の八幡祐子会長は「自閉症や発達障害がある人の中には、生きづらさを感じる人がたくさんいます。おかしな行動をとっていると感じることがあるかもしれませんが、できないことや得意なことを理解して、生きやすい社会になってほしいです」と話していました。
また県内では4月8日まで、富山市の富岩運河環水公園など各地で、癒やしを表す、自閉症のシンボルカラーの青色でライトアップが行われます。