ハンドボール全国大会 氷見市立西條中学の選手たちが優勝報告

能登半島地震の影響で氷見市に代わって福島県で開かれた、ハンドボールの全国大会で優勝した氷見市立西條中学校の選手たちが28日市長や同級生に優勝を報告しました。

毎年、氷見市で開催されている「春の全国中学生ハンドボール選手権大会」は、能登半島地震の影響でことしは福島県で開かれ、27日の男子の部の決勝で、氷見市の西條中学校が9年ぶりに優勝を果たしました。
優勝から一夜明けた28日、選手15人と監督らが氷見市役所を訪問し、林正之市長に優勝を報告しました。
キャプテンの井上拓己さんは「福島の方などのおかげで大会ができました。熱い応援のおかげで最高の結果を残せました」と喜びを語りました。
これに対し林市長は「優勝おめでとうございます。震災復興に向けて市民に大きな元気と勇気を与えてくれました」とねぎらっていました。
このあと選手たちは中学校に移動し、生徒や教諭ら約100人を前に優勝した思いを語り、生徒会長の小畑芽生さんが「みなさんの活躍に感動し勇気をもらいました」と祝福のことばを贈っていました。
選手たちは地震の影響で遠征が中止になったり、練習を一時見合わせたりして予定どおりに準備ができない中、大会に臨んだということです。
キーパーの戸圓拓空さんは「地震で練習が中止になりましたが再開できた時はうれしかったです。氷見で試合するときと同じくらい声援があったので頑張れました」と話していました。
大会の優秀選手の1人に選ばれた秋田大翔さんは「小学校から目標だった優勝が達成できてよかったです。夏の全国大会も優勝して2連覇を目指します」と話していました。