県内インフルエンザの患者数 警報レベルの目安を超える

3月17日までの1週間に県内で報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり32.79人と前の週よりも増え、警報レベルの目安の30人を超えました。
特に15歳未満の子どもの感染が増えていて、県は感染症対策を呼びかけています。

県によりますと3月17日までの1週間に県内48の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1機関あたり32.79人でした。
前の週の26.21人から1.3倍ほど増え、去年12月以来3か月ぶりに警報レベルの目安となる30人を超えました。
15歳未満が全体の90%を占めているほか、「B型」のウイルスが88.8%と高くなっていて、子どもを中心にB型のウイルスによる感染が拡大し、学級閉鎖などの措置は45件と前の週より2件増えました。
一方、新型コロナの患者数は1医療機関あたり6人で、前の週の6.85人から減少しました。
県が推計した1週間の県内全体の患者数は1360人で193人減りました。
入院患者は今月17日時点で54人減って151人で、このうち重症者は1人でした。
県はインフルエンザ、新型コロナともにこまめな手洗いやマスクの着用などの対策を徹底し発熱やせきなどの症状がある時は外出を控えるよう呼びかけています。