七尾の鵬学園高校サッカー部 滑川で富山の高校と練習試合

能登半島地震で校舎や生徒が暮らす寮が被災した石川県の高校のサッカー部が20日、滑川市で富山の高校と練習試合を行いました。

石川県七尾市の鵬学園高校のサッカー部は能登半島地震で校舎や寮などが被災し、2月から射水市の施設に移って富山県内のグラウンドを借りて練習しています。
20日、9年連続で全国高校サッカー選手権にも出場している富山第一高校など富山市内の2つの高校と滑川市のグラウンドで練習試合を行いました。
富山第一高校とは2月も練習試合を行うなど交流を続けていて、選手たちはときおり雪が吹きつける天気のなか、懸命にボールを追いかけていました。
鵬学園高校の選手は、「試合ができることは当たり前でないと実感した。感謝の気持ちを結果で示すためにチーム一丸となって頑張りたい」と話していました。
鵬学園高校の赤地信彦監督は「いい環境で強い相手と試合でき感謝している。部員にはこの経験を今後に生かしてほしい」と話していました。
鵬学園高校の選手たちは4月、石川県七尾市にもどり、学校の敷地の中に立てられた仮設の宿舎で学校生活を送るということです。