富山湾「ホタルイカ漁」観光を前に遊覧船の安全点検

富山湾に春の訪れを告げる「ホタルイカ漁」を遊覧船から見学するツアーが3月30日から始まるのを前に、20日、滑川市で遊覧船の安全点検が行われました。

「ホタルイカ漁」は3月1日から行われ、この漁にあわせて滑川市では例年通り観光遊覧船が運航されことしは3月30日から始まります。
これを前に滑川市の漁港では伏木海上保安部と北陸信越運輸局の職員5人が訪れ船の安全点検が行われました。
職員らは係留されている遊覧船に乗り込み航海日誌などの書類が備え付けられているかや、万一の緊急連絡用に備え付けてある衛星電話の通信状況を確認していました。
また、海上保安部や運輸局の職員は波の状況や天気予報によって運航を判断しているかや、救命胴衣の設置場所などを船長から聞き取り確認していました。
北陸信越運輸局富山運輸支局の中村基人首席運輸企画専門官は「今回の安全点検では特に問題はありませんでした。安全第一で乗船し運航してもらいたい」と話していました。
観光遊覧船の川口隆栄船長は「安全最優先に運航しながら県内外の方にホタルイカの神秘に触れてもらいたい」と話していました。
滑川沖の観光遊覧船は、3月30日から5月6日まで行われます。