氷見市 液状化被害の復旧や耐震化紹介するセミナー

能登半島地震で多くの住宅に被害が出た富山県氷見市で、液状化被害の復旧や耐震化の方法を建築士などが紹介するセミナーが開かれました。

富山県建築士会などが氷見市で開いたセミナーには、自宅が被災した住民などおよそ100人が集まりました。
このなかで耐震化の実演が行われ、県の担当者が、昭和56年5月までの「旧耐震基準」で建てられた木造住宅と、壁に筋交いを付けて耐震化した住宅を再現した模型を揺らしました。
耐震化していない住宅は崩れてしまったのに対して、対策した住宅は倒れないことを示した上で、耐震診断や改修の費用を補助する県の制度を紹介しました。
また富山市の建築士は、液状化被害からの復旧には、ジャッキを使って沈んだ建物を持ち上げたり、特殊な薬剤を地盤に注入して固めたりするなどの方法があると説明しました。
このあと建築士による個別相談会も行われ、被災した人が復旧の方法や費用についてたずねていました。
能登半島地震で富山県内では19日時点で1万5212棟の住宅に被害が出て、このうち氷見市では5121棟と最も多く、住まいの再建が課題です。
液状化で両親の住宅が傾いたという40代の男性は「工事の方法や違いなどが分かったのでよかったです」と話していました。
液状化で自宅が半壊したという40代の男性は「行政の動きや近所の意向も踏まえて、どう復旧するか考えたいです」と話していました。