魚津水族館でホタルイカの生態を企画展で紹介

淡く青白い光を放つホタルイカの生態について紹介する企画展が、魚津水族館で開かれています。

淡く青白い光を放つホタルイカの生態は、多くの謎に包まれていて、魚津水族館では、ホタルイカ漁のシーズンにあわせて近年の研究結果などを紹介する企画展を開いています。
このうち、繁殖の方法を説明するパネルでは、1匹のメスが多くのオスと繁殖するほかの種類のイカと異なり、ホタルイカの場合、1匹のメスが1匹のオスとしか繁殖しない「一妻一夫」と呼ばれる方法をとっていることが紹介されていました。
また、館内の水槽でホタルイカを光らせる「発光実験」も行われ、暗い部屋の中でホタルイカが淡く青白い幻想的な光を放つと、訪れた人から歓声が上がっていました。
愛知県から訪れた小学3年生の児童は「生きているホタルイカを見たのは初めてです。きれいだったのでまた見たいです」と話していました。
魚津水族館の草間啓飼育係長は「ホタルイカは名前は知られていますが、どんな生き物なのかはあまり知られていません。今回の企画展を通して知ってもらえるとうれしい」と話していました。
この企画展は、5月12日まで開かれ、ホタルイカの発光実験は毎週土曜日と日曜日、それに祝日の午前と午後に1回ずつ行われます。