インフルエンザ”警報レベルに迫る” 県は感染症対策呼びかけ

3月10日までの1週間に県内で報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり26.21人で前の週の1.6倍余りと大幅に増加し新型コロナの患者数は前の週とほぼ同じとなりました。
インフルエンザは「警報レベル」に迫っているとして県は感染症対策を呼びかけています。

県によりますと3月10日までの1週間に県内48の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1機関あたり26.21人で、前の週の16人から1.6倍余りに増え、警報レベルの目安となる30人に迫っています。
患者のうち15歳未満が全体の88%と多数を占めていて、学級閉鎖などの措置は43件で、前の週より11件増えました。
また、新型コロナの患者数は、同じ期間に1医療機関あたり6.85人で、前の週とほぼ同じでした。
県が推計した1週間の県内全体の患者数は1553人で前の週から66人増えました。
年代別では50代が最も多く20%で、次いで30代が多く13%でした。
入院患者は、3月10日時点で前の週より9人増えて203人で、このうち重症者は前の週と同じ2人でした。
県は感染症の対策としてこまめな手洗いやマスクの着用などに加え、発熱やせきなどの症状があるときは外出を控えることを呼びかけています。