新入生などへ中学生の制服譲渡会 魚津市

使わなくなった中学校の制服を新入生などに譲る譲渡会が魚津市で開かれ、新1年生などが思い出が詰まった制服を受け取りました。

魚津市の新川高校では、使われなくなった中学校の制服や体操服などを下級生や新入生に譲る取り組みをおととしから行っています。
魚津市のつばめ児童センターで開かれた譲渡会には、市内の東部中学校と西部中学校にこの春入学する新入生の親子などが集まりました。
会場には、新川高校の生徒たちが事前に市民などに呼びかけて集められた中学校の制服や体操服など140点が用意され、訪れた児童が試着してサイズを確認し思い出が詰まった制服を受け取っていました。
中には、成長して入学時に購入した制服のサイズが合わなくなった中学1年生や2年生の保護者や、1年後の入学を見据えてセーラー服を探しにきた小学5年生の親子もいて、それぞれがサイズにあったものを選んで受け取っていました。
保護者の1人は「子どもが1人なので一式そろえると費用が大きくなるので助かりました」と話していました。
また、新入生は「これからも使ってほしいという思いがこもっているので、大切に使って自分も使い終わったら譲りたい」と話していました。
新川高校の松田煌生生徒会長は「責任を持って使うということも目的にしているので、大切に使ってもらいたいです」と話していました。