特殊詐欺の被害総額 ことしに入り2億円超に

ことしに入って2月末までに県内で確認された特殊詐欺の被害件数は、去年の同じ時期の1.5倍に増え、被害総額は2億円を超えたことが警察のまとめで分かりました。

県警察本部によりますと、ことしに入ってから2月27日までに、県内で確認された特殊詐欺の被害は72件で、去年の同じ時期の1.5倍に増えました。
手口については、SNSなどを介した副業のあっせんやパソコン画面に「ウイルスに感染した」などとうそのメッセージを表示して金を要求するサポート詐欺などの「架空料金請求」が45件、株への投資などを持ちかける「金融商品」が23件などとなっています。
また被害総額は2億0858万円で、去年の同じ時期の1.4倍近くに増えました。
被害者を年齢別にみると▼60歳以上が半数に近い32人となっていますが、▼40代が17人、▼50代が13人、▼30代が6人など、若い世代の被害も目立っています。
県警察本部は、SNSなどで知り合った見ず知らずの相手の話を信じず、指示されても金は振り込まず、警察や家族に相談するよう呼びかけています。