留学生たちが日本語で発表 能登半島地震の体験や教訓

富山市内の日本語学校に通う留学生たちが、能登半島地震の体験や教訓を日本語で発表しました。

富山市にある日本語学校「富山国際学院」には、現在9か国・60人の留学生などが在籍していて、7日は、日頃の学習の成果を披露する発表会が開かれました。
このうち、能登半島地震をテーマに発表を行ったクラスでは、高岡市のすし店でアルバイト中に被災したというスリランカ出身の生徒が「とても怖かったですが、揺れのあとアルバイト仲間と外に出て、近所のお年寄りや子どもに声をかけながら小学校に避難して安心しました」と語りました。
また、モンゴル出身の生徒は「アルバイト先の食堂にいて電子レンジや冷蔵庫などが倒れてきました。モンゴルでは地震がないのでどうしたらよいか分からなかったです」と話しました。
このクラスでは、地震のあと富山市内の防災施設を訪れて地震が起きた時の対処方法を学んだということで、発表の最後には、日頃から避難するための準備をしておくことやスマートフォンなどで地震の情報に注意することを呼びかけていました。
スリランカ出身の生徒は「地震当日、アルバイト先から富山市内のアパートに帰ったが、友達がいなくて心細くて部屋で泣いていました。避難所に行くことを先生に教わったので今後に生かしたいです」と話していました。