県警など製作 交通安全や防犯学ぶゲーム黒部市の小学校に寄贈

子どもたちに、楽しみながら交通安全や防犯に関する知識を学んでもらおうと、富山県警などが製作したボードゲームが、6日、黒部市の小学校に贈られました。

このボードゲームは、富山県警が玩具メーカーと共同で製作した「富山県警人生ゲーム」で、6日、黒部市の桜井小学校に贈られました。
ゲーム上では、すごろくのようにコマを進みながら、事件や事故に遭わないための知識やノウハウを楽しく学べるよう工夫されていて、6日は、さっそく4年生と5年生の児童が挑戦しました。
コマには「暗くなってきたので早めに自転車のライトをつけた2000ポイントもらう」とか、「スマホやタブレットの画面ロック設定はばっちり!3000ポイントもらう」などと書かれていて、児童たちは自分が止まったコマに一喜一憂しながらゲームを楽しんでいました。
参加した5年生の児童は「ボードゲームで、万引きの見張りをしているだけで窃盗罪になるとはじめて知りました」と話していました。
また、別の5年生の児童は「犯罪に巻き込まれないように、スマホを使うときのルールを家の人と話し合ってちゃんと決めようと思いました」と話していました。
県警察本部生活安全部の山本潔香巡査部長は「楽しみながら、防犯や交通安全について学んでほしいと思い、ボードゲームをつくりました。家庭で使うことを想定していて、子どもだけでなく大人の方にも、このゲームを通じて防犯意識を高めてほしい」と話していました。
このボードゲームは、今後、県内の小学校の4年生と5年生、約1万6000人に配られるということです。