県内で暮らす外国人は2万1917人 2年連続で過去最多

富山県内で暮らす外国人は、ことし1月1日時点で、2万1917人と2年連続で過去最多となりました。

富山県によりますと、ことし1月1日時点で県内で暮らす外国人は2万1917人と、去年と比べて2281人増え、2年連続で過去最多となりました。
外国人の住民が県の人口に占める割合は2.15%です。
出身国・地域別では、ベトナムが最も多く5462人、次いで中国が4259人、フィリピンが2701人などとなっています。
県によりますと、平成20年ごろまでは中国人やブラジル人が増えていたものの、最近はインドネシア人やベトナム人が増えていて、半数以上が技能実習の在留資格で滞在しているということです。
また、県内の市町村別では、富山市に8444人、高岡市に4022人、射水市に3393人が、暮らしていて、この3市で全体の7割以上を占めています。
能登半島地震では、被災した外国人に情報や支援をどのように届けるのかも課題の1つとなっていて、富山県国際課は「日本人、外国人問わず、住みやすい富山県になるため、さまざまな施策を検討していきたい」としています。