富山市「くすり関連施設」設置場所を富山駅の北側に

製薬メーカーや薬関連の製造企業が多い富山のブランドイメージを強化しようと、富山市が設置を進める「くすり関連施設」について、市は整備予定地を富山駅の北側にある商業ビルに変更して計画を進めることになりました。

富山市は、薬業の歴史と文化をかたちに残し市のPRに繋げようと、平成30年から「くすり関連施設」の設置に向けて検討を進めていて、これまでは旧市立図書館の跡地を候補にしていました。
ただ北陸新幹線敦賀延伸で観光需要の高まりが今後見込まれることから、より多くの集客を狙おうと、富山駅北口にある商業ビル「アーバンプレイス」を候補地に変更すると市議会の経済環境委員会で明らかにしました。
市の計画では、薬の歴史を解説する展示や薬にちなんだ食品を販売するコーナーの設置を予定していて、運営に民間企業を導入できるか新年度から調査していくことにしています。
富山市のコンベンション・薬業物産課は「観光客には薬業が発展した富山をPRし、子どもたちには地元の歴史を学んでもらえるよう、整備を進めて行きたい」と話しています。