2050年の県内の人口は26%減少し76万人余に

県内の人口は、2050年には2020年と比較して26%減少し、76万1000人余りになるという推計を国の研究所がまとめました。

「国立社会保障・人口問題研究所」は、5年ごとに人口の将来推計を公表していて、今回は、4年前・2020年の国勢調査の結果をもとにまとめました。
それによりますと、日本国内の総人口は、2050年には1億400万人あまりになり、東京を除くすべての道府県で2020年より減少する見通しです。
このうち富山県は、2020年の人口が103万4814人でしたが、2035年には90万人を割り込み、2050年には76万1719人になる見通しです。
15の市町村すべてで人口が減少する見通しですが、最も減少幅が大きいのは朝日町で、2020年に1万1081人だった人口が2050年には5023人と45.4%落ち込むとみられています。
氷見市でも、2020年に4万3950人だった人口が2050年には2万1973人と50%減少する見込みです。
県内の市町村で最も人口が多い富山市は、2020年に41万3938人でしたが、2050年には33万8229人と18.3%の減少となっています。
一方、舟橋村は2020年に3132人だった人口をおおむね維持し、2050年には3077人と1.8%の減少にとどまっています。