避難所でのペットの対応方法を学ぶ

能登半島地震を受けて避難所でペットを飼っている被災者をどう支援すべきか学ぶ講習会が15日に富山市で開かれました。

講習会は能登半島地震で富山県でもペットとともに避難したいという声が寄せられたことなどから初めて開かれました。
富山市の会場には自治体や動物愛護団体の担当者らおよそ40人が参加し、ペットの支援に携わっているNPO法人の平井潤子さんが講師に招かれました。
講習では震度6強の地震を想定し、これまでの災害の事例をもとに対応方法を学びました。
参加者にはペットの種類や、避難所でのクレーム、それに飼い主からの要望が書かれたカードが配られました。
そして各グループごとに避難所のどの場所にペットのスペースを配置すればいいかや、室温をどう保つかなどについて話し合っていました。
講習のあと南砺市役所の職員の男性は「実際の震災で起きた事例を知れたことは勉強になった。ペットと避難者が一緒に過ごせる方法を今後考えていきたい」と話していました。
NPO法人「アナイス」の平井さんは「飼い主自身が日頃から備えをしておくことが必要ですが、行政も飼い主とアレルギーのある被災者を分けるなどの支援が求められると思います」と話していました。