能登半島地震で客減少 スーパー経営会社が破産開始決定

赤字が続く中、能登半島地震の影響で客が減少し、資金繰りに行き詰まったとして射水市でスーパーを経営する会社が破産開始決定を受けました。
民間の信用調査会社によりますと地震の影響での倒産は初めてだということです。

破産管財人の弁護士によりますと、射水市でスーパー「カモン新湊ショッピングセンター」を経営していた「新湊商業開発」は、1月26日に事業を停止し、その後、富山地裁高岡支部から破産開始決定を受けたということです。
周辺地域の人口減少や新型コロナなどの影響で、4期連続で赤字が続く中、能登半島地震のあと、客がさらに減少して資金繰りに行き詰まったということです。
負債総額はおよそ2億9000万円とみられるということです。
民間の信用調査会社東京商工リサーチ富山支店によりますと、地震の影響での倒産は県内では初めてだということで、「新型コロナの影響に加え地震の被害があり、今後も企業の倒産に影響が出る可能性がある」とコメントしています。