魚津市特産 「新川だいこん」販売額1億円超

魚津市特産の大根「新川だいこん」の年間の販売額が1億円を超えたことがわかりました。
県内で産地ごとの野菜の販売額が1億円を超えたのはここ10年余りで3品目めです。

「新川だいこん」は地中深くに肥料をまくことで、表面にひげ根がなくまっすぐ伸びるのが特徴で、現在は魚津市内の農業法人など4軒が20ヘクタール余りで栽培しています。
最近は新規の就農者が加わり、生産量が徐々に増えているほか、品質の良さが評価され、卸売り価格も比較的高く取り引きされています。
その結果、今年度の販売額は去年12月末の時点で1億1000万円余りとなりました。
県や農協では、作物が稲作に偏らないよう野菜などと組み合わせる「複合経営」を推奨していて、支援を始めた平成22年度以降で産地ごとの野菜の販売額が1億円を超えたのは、砺波地域のタマネギと黒部市の白ネギに次いで3品目めです。
『新川大根出荷組合』は「品質の高い大根の産地として安定的に出荷できるよう栽培面積をさらに広めたい」と話しています。