富山城址公園も地震で被害 4月末までイベント利用取りやめ

能登半島地震の影響で富山市の富山城址公園でも亀裂や城の石垣の一部が突き出るなどの被害が確認され、富山市では4月末まで公園のイベント利用を取りやめることにしました。

富山城址公園を管理する富山市によりますと地震の影響で公園全体で被害が確認されたということです。
このうち、富山城は石垣の一部が浮いて突き出たようになっています。
また、堀の周りも一部が崩れてしまっているほか、公園内にあるトイレは地盤沈下により建物が傾き使用できない状態が続いています。
このほか、複数の地割れが確認されていて、公園の南側に位置する「土橋」も橋の表面に亀裂が入っているため通行禁止となっています。
このため市は公園でイベントを開くことを4月末まで取りやめることから、春の風物詩となっている「全日本チンドンコンクール」でも、参加者が色とりどりの衣装で練り歩く会場を県庁前公園に変更することにしています。
富山市によりますと公園では工事が進められていますが全面的な復旧の具体的なめどはたっていないということです。