被災者は司法書士活用を 日本司法書士会連合会が知事と面会

能登半島地震で被災した人たちに司法書士を活用してもらおうと、日本司法書士会連合会の会長らが県庁を訪れ、新田知事と面会しました。

能登半島地震では、富山県内でも住宅の倒壊や損壊などの被害も確認されました。
こうした中、被災した人たちに法律の知識が必要な場面で司法書士を活用してもらおうと、9日、日本司法書士会連合会の小澤吉徳会長らが富山県庁を訪れ、今後、懸念される課題として、所有者不明の土地や空き家などの対応が想定されることなどについて新田知事に説明しました。
これに対し、新田知事は「県内の避難所も閉鎖され、復旧・復興のフェーズにようやく入ったが、被害の全容が見えておらず、液状化がとにかく難題。ぜひさまざまな相談に乗っていただきたい」と述べました。
今回の地震の被害を受けて、日本司法書士会連合会では災害時無料相談ダイヤル、0120ー315199で、土日祝日を含む午後5時から午後8時まで、被災者からの相談を受け付けています。
日本司法書士会連合会の小澤会長は、「権利書がなくなったとか、建物の倒壊による隣の家への対応など、どんな些細なことでもフリーダイヤルを活用してほしい」と話していました。