地震影響の氷見 観光客回復へ 地元の味覚を味わう催し   

能登半島地震のあと予約のキャンセルが相次いだ氷見市の宿泊施設の経営者などが、観光客を取り戻そうとブリなどの地元の味覚を味わうイベントを企画し、県内外からの参加者が旬の味を楽しみました。

このイベントは氷見市の4つの宿泊施設の経営者などが企画したもので会場の氷見市の民宿には県内外から約30人が集まりました。
参加者は冬の味覚ブリの舟盛りや地元特産の氷見牛のローストビーフなどを楽しみました。
能登半島地震で震度5強を観測した氷見市は宿泊施設の予約のキャンセルが相次ぎ、企画した人たちはこのイベントをきっかけに観光客を取り戻したいとしています。
東京から参加した男性は、「できる支援は限られているが実際に来て食べて応援することもできると思いました」と話していました。
また、横浜市から参加した男性は、「被災地に観光に行くのは復旧の邪魔をしてはいけないという思いもありましたが、経済を回すことも大事なので氷見の魅力を伝えていきたいです」と話していました。
イベントを企画した青木栄美子さんは、「お客さんが減ってさびしい状態です。たくさんの人が集まって楽しそうにしているのを見るとすごく嬉しいです」と話していました。
イベントの参加費は全額氷見市に寄付されるということです。