「ひみ寒ぶり」今季終了を宣言 過去3番目に多い水揚げ

氷見市特産の寒ブリ漁で、基準を満たす大きなブリの水揚げが減ってきたとして地元の漁協などはきょう、「ひみ寒ぶり」のシーズン終了を宣言しました。今シーズンの水揚げは4万7000本あまりで、過去3番目に多くなったということです。

富山湾の氷見沖で水揚げされる「寒ぶり」は、特に脂がのっていることから日本海の冬の味覚として人気で、今シーズンは1月23日に「ひみ寒ぶり宣言」が出されて以降、本格的な漁が行われてきましたがこのところ大きなブリの水揚げが減ってきたとして30日、地元の漁協などがシーズンの終了を宣言しました。
氷見市と氷見漁業協同組合によりますと、今シーズンの水揚げは計4万7562本にのぼり昨シーズンよりも2万5000本あまり多く、「ひみ寒ぶり宣言」が始まった平成23年度以降では3番目に多くなったということです。
また、シーズン中、1日の水揚げ量が1000本以上となったのは計24日あり、最も多い日では2887本のブリが揚がったということです。
氷見市水産振興課は「今シーズンはここ数年で最も豊漁だった。今後は地震で延期していた寒ブリのイベントもあるので、『ひみ寒ぶり宣言』が終わっても、引き続きブリが揚がってほしい」と話しています。