”地震に便乗した悪質商法に注意を”警察と高校生が呼びかけ

能登半島地震にかこつけた詐欺や悪質商法による被害を防ごうと、警察官と高校生が、富山県高岡市のスーパーで注意を呼びかけました。

29日は、富山県警察本部射水警察署の警察官と県立新湊高校のボランティア部の生徒たちが、高岡市のスーパーの前で、買い物客にチラシを配りながら、「地震にかこつけた詐欺や悪質商法が増えているので、気を付けてください」と呼びかけました。
富山県警察本部によりますと、地震などの災害の後は、被害を受けた住宅の高額な修理の契約を勧誘してきたり、自治体の職員を騙って義援金を求めたりする、悪質な訪問販売や詐欺などの被害が相次ぐということです。
能登半島地震の後、県内でも、ブルーシートの訪問販売に関する相談や、屋根の補修業者とのトラブルに関する通報が寄せられているということです。
新湊高校の生徒は「詐欺や悪質商法には十分注意してほしい」と話していました。
射水警察署地域課の向郷哲也警部は「地震から1か月たっても詐欺や悪質商法には注意して、少しでもおかしいと思ったら、警察や家族に相談してほしい」と話していました。