氷見市では地震で消雪装置の破損相次ぎ 重機で除雪作業へ

能登半島地震で震度5強を観測した氷見市では、地面に埋めたパイプから放水し、道路の雪を溶かす消雪装置の破損が相次いでいます。
23日から大雪のおそれがあるため、市では装置の破損が確認された地域では急きょ、重機での除雪作業で対応することにしています。

能登半島の付け根にある氷見市では、総延長29キロの消雪装置を市が管理する道路に設置し、32の地域に分けて管理していますが、市の道路課が点検したところ、今回の地震で17の地域で破損が確認されました。
23日から大雪のおそれがあるため、市では消雪装置の修復が終わっていない5つの地域では、急きょ、重機での除雪作業で対応することにしています。
氷見市道路課は「ふだんよりも道路状況が悪いこともあるので、不要不急の外出は控えてもらい、万が一走行する際はスピードを落として運転してほしい」と呼びかけています。
また、県や各自治体によりますと、富山県西部では、高岡市、射水市、小矢部市、砺波市、南砺市でも、消雪装置の破損が確認されていて、修復できていない地域では同じように除雪車で対応するということです。