野上参院国対委・田畑元総務副大臣 収支報告書に記載せず

自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で、自民党安倍派の事務総長代理を務める野上浩太郎・参議院国会対策委員長と、同じく安倍派に所属する田畑裕明元総務副大臣が販売ノルマを超えて集めた分のパーティー収入を政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにしました。

自民党の安倍派「清和政策研究会」では、複数の所属議員側が、販売ノルマを超えて集めた分のパーティー収入など合わせて6億7503万円を派閥の政治資金収支報告書に収入として記載していなかったなどとして、会計責任者が政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で東京地検特捜部に在宅起訴されました。
野上参議院国会対策委員長と田畑元総務副大臣は19日、東京で報道陣の取材に応じ、野上議員は2019年からの3年分であわせて100万円のキックバックなどを受け、収支報告書にも記載していなかったことを認めました。
また、田畑元総務副大臣も2018年と2020年、それに2021年の3年分であわせて68万円のキックバックを受け、収支報告書にも記載していなかったことを認めました。
不記載について野上議員は「還流の仕組みは承知していなかったが、このようなことが発生したことを深く反省し心からお詫び申し上げたい大きな政治不信を招いたことを誠に申し訳なく思います」と謝罪しました。
また、田畑議員も「不記載があるということは全く認識をしていなかったが、当然、道義的な責任があると感じている。政治への信頼を失墜させたことを心からおわびを申し上げたい」と謝罪しました。
2人は速やかに政治資金収支報告書を訂正する方向で派閥との調整を進めているということです。