新型コロナで観光業支援のギフト券 氷見市の事業者が不正利用

新型コロナの影響を受けた観光業を支援しようと、氷見市観光協会が市の補助金を受けて去年発行したギフト券をめぐり、事業者1社が不適切な取り扱いを行っていたことが分かりました。

氷見市観光協会は、新型コロナの影響を受けた観光業を支援するため、去年7月から10月上旬にかけて、宿泊者が飲食店や土産物店などで使える総額3000万円分のギフト券を、市の補助金を受けて発行していました。
そうした中、複数の関係者によりますと、事業者1社が、このギフト券の不適切な取り扱いを行っていたことが、このほど内部調査で発覚したということで、観光協会は、この事業者を厳重注意処分にするとともに、不正に利用された金額は今後、市に返還するということです。
また、関係者によりますと、今回の不正発覚を受けて、観光協会は氷見市内の宿泊事業者に対し、同様の不正が行われていないか確認の上、今週中に報告するよう求めているということです。
氷見市観光協会の担当者は、16日、NHKの取材に対し、「現時点では詳細を明らかにできないが、近く公表する予定だ」としています。