氷見市の特殊印刷業の会社 工場の床が陥没 生産に影響

氷見市の特殊印刷業の会社 工場の床が陥没  生産に影響

能登半島地震で震度5強を観測した氷見市で、地元ゆかりのキャラクターグッズなどを扱う特殊印刷業の会社では、工場の床が陥没するなどの被害を受け、生産に遅れが出るなどの影響が出ています。

氷見市に本社がある印刷や塗装を行う会社では、特殊な技術を生かして地元出身の漫画家、藤子不二雄※A(※「A」は〇の中にA)さんの作品「忍者ハットリくん」や「プロゴルファー猿」などのグッズの製作も手がけています。
今回の地震では、工場周辺の地面が10センチほど陥没したため、壁の隙間や床の段差が出来ているほか、水道設備も被害を受け水がほとんど使えなくなっているということです。
ことしの業務は1月5日から始まり、徐々に通常どおりの生産体制に戻りつつあるものの、今も納品の遅れなどの影響があるということで、会社では、ほかの事業所の従業員にも工場に来てもらうなどして、1月中には遅れを取り戻せるよう目指したいとしています。
「トライ・プリント」の斎藤隆俊専務取締役は、「まずは社員の安全が最優先ですが、生産が遅れて迷惑をかけているお客さんに対しても影響が最小限になるように頑張りたいと思います」と話していました。