酒瓶被害も被災の酒店が営業再開 “1日も早く活気を”

地震で被災しながらも仕事を再開した人たちもいます。
富山市東岩瀬町の犬島唯司さん(56)が経営する酒屋「酒商田尻本店」では地震で店内にあった100本から200本ほどの酒の瓶が落ちて割れました。
当日は元旦で営業しておらず、けがをした人はいませんでしたが商品の損害は100万円近くにのぼるということです。
地震の翌日、犬島さんはスタッフと店を訪れて5時間ほどかけて、割れた酒の瓶の破片を片づけたり酒でぬれた床を拭いたりしたということです。
5日から営業を再開しましたが、床にしみこんだ酒の匂いが取れるまで何度か掃除を続けることにしています。
犬島さんは、「県外の地震で酒屋の瓶が割れているニュースをどこか他人事で見ていたが、我が身に降りかかり途方に暮れました。富山市など比較的、復活が早い地域には観光などにきてほしい」と話していました。