JR氷見線 線路などの復旧を終えて5日ぶりに運転再開

1月1日の能登半島地震の後、運転を取りやめていた富山県西部を走るJR氷見線が線路などの復旧を終えて5日ぶりに運転を再開しました。

JR氷見線は富山県西部の氷見市と高岡市を結ぶ全長16キロ余りの路線で、能登半島地震で線路に被害が出たため5日まで運転を取りやめていました。
高岡市の伏木駅近くでは5日も作業員など約20人が運転の再開に向けて復旧作業を進めていました。
そして、6日の始発から5日ぶりに全線で運転が再開され、氷見駅では大学入試の模擬試験のため学校に向かう高校生や県外から訪れた旅行者が切符や定期券を手に目的地に向かっていました。
JR西日本によりますと、氷見線では線路が陥没したり、レールのつなぎ目が破損したりしたため復旧に時間がかかったとしています。
氷見市の高校3年生の男子生徒は「運転が再開されて安心しました。来週からの大学入学共通テストも氷見線を利用して会場に向かおうと思います」と話していました。
また、始発で氷見市を訪れた富山市の男子大学生は「被災地の状況を確認しようと思い列車に乗ってきました。これまでどおりに鉄道が地域を走ることが大事だと感じました」と話していました。