富山市の図書館 地震で約15万冊の本が散乱

富山市の図書館は今回の地震で約15万冊の本が棚から落ちて散乱しています。
市の職員など40人がかりで本を棚に戻す作業をしていますが開館のめどはたっていません。

富山市中心部の複合施設、「TOYAMAキラリ」にある富山市立図書館では今回の地震で約15万冊の本が棚から落ちて散乱し4日から市の職員など約40人が片づけに追われています。
職員たちは床に散らばった本を1冊ずつ拾い傷がついたりページが破れたりしていないか確認しながら本棚に戻していました。
さらに今後、本棚に入れた本を書籍のタイトルや著者の名前順に元通りに並べ直す必要があり開館のめどはたっていません。
富山市立図書館の24の「分館」や「地域館」は地震の被害が少なく、5日から開館しています。
富山市立図書館の越野伸二館長は「今後、揺れても本が棚から落ちないように工夫して、安心して本を楽しんでもらえるようにしたい」と話していました。