オンラインで手話通訳 目的を問わず利用可能に

聴覚に障害のある人が医療機関を受診する際にオンラインで手話通訳を利用できるサービスについて、県は運用を改め、目的を問わず利用できるようにしました。

県は聴覚障害者が医療機関で診察を受ける際などにスマートフォンなどを使って手話通訳士とオンラインで結び手話がわからない人とのコミュニケーションを支援する取り組みを行っています。
この取り組みは県の手話言語条例の制定をきっかけに4年前から行われていますが、利用者から医療機関以外にも行政への相談や観光などの際に利用したという声があったことから県はこのほど運用を改めて、目的を問わず利用できるようにしました。
サービスを受けられるのは県内在住の聴覚障害者で平日の午前8時半から午後5時まで利用が可能ですが、県聴覚障害者協会に申請した上で利用のたびに予約が必要です。
利用は無料で、スマートフォンなどを持っていない人にはタブレットの貸し出しも行っているということです。
県聴覚障害者協会は「目的が限定されず利用できるようになったのでぜひ使ってほしいです。登録方法など分からないことがあれば気軽に相談してほしい」としていて、FAX番号は076−441−7305、メールアドレスはinfo@tomichokyo.or.jpです。