本格的なシーズン到来 「ひみ寒ぶり宣言」

日本海の冬の味覚、「寒ぶり」の水揚げが氷見市の漁港で本格化し、シーズンの到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」が23日に出されました。

富山湾の氷見沖でこの時期にとれる「寒ぶり」は特に脂がのっていることから日本海の冬の味覚として高値で取り引きされています。
氷見漁港では23日朝1852本のぶりが水揚げされ、本格的なシーズンの到来を告げる「ひみ寒ぶり宣言」が出されました。
観光客が多く訪れる漁港の近くの商業施設「ひみ番屋街」では、寒ぶり宣言の発表を知らせるのぼりが立てられ、鮮魚店の店頭に多くのぶりが並びました。
寒ぶり宣言は去年より1か月ほど遅い発表で、鮮魚店によりますと23日は午前中から寒ぶりを買い求める客が訪れたということです。
地元の漁業協同組合によりますと「ひみ寒ぶり」は重さが6キロ以上あることが条件のひとつとなっていて、23日水揚げされたぶりは平均で9.5キロ、なかには15キロほどのものもあったということです。
「ひみ番屋街」の運営会社の本多正樹事業課長は、「ぶりは捨てるところがないと言われているくらいいろいろな食べ方があるので、ぜひ現地に来て、おいしいぶりを堪能してほしい」と話していました。