JR城端線と氷見線 再構築の実施計画を正式にとりまとめる

JR城端線と氷見線について、県や沿線自治体などでつくる検討会は、「あいの風とやま鉄道」への経営移管を柱とした再構築の実施計画を18日、正式にとりまとめました。
計画が国に認可されると来年2月15日から具体的な取り組みが始まることになります。

城端線と氷見線をめぐっては、県や沿線自治体などが、国の新たな支援制度を利用しながら路線の維持や利便性の向上を目指していこうと、制度利用の要件となっている実施計画の策定を進めてきました。
18日に県庁で5回目の会合が開かれ、2つの路線の経営をJR西日本から「あいの風とやま鉄道」に移管することなどを柱とした実施計画を正式にとりまとめました。
このなかで計画のスタートからおおむね5年後に経営を移管することに加えて、新型鉄道車両の導入や交通系ICカードに対応した改札機の導入などの事業が盛り込まれています。
18日の会合では、沿線自治体からJRに対し鉄道施設の無償譲渡を求める声が出たほか、あいの風とやま鉄道から中心となる駅を核に乗り継ぎの利便性を向上させるダイヤを編成したいといった声がでていました。
この実施計画は12月中に国に提出され、国に認可されると来年2月15日から具体的な取り組みが始まることになります。