魚津市 給食費の徴収や管理を来年度から市が担う

魚津市では、小・中学校の教職員の負担を減らすため、これまで学校が行ってきた給食費の徴収や管理を来年度から市が行うことにしました。
給食費の徴収・管理を市町村が担うのは県内では初めての取り組みです。

小・中学校などの給食費については、主に各学校の担当の教職員などが世帯ごとに金額を計算し、原則、保護者から口座振替で徴収しています。
しかし、子どものアレルギーの有無や出席日数などによって徴収する金額が変わり、会計処理に時間と手間がかかることから、魚津市は来年度から給食費の徴収や管理を市が行う「公会計」に移行する準備を進めています。
移行に向けて給食費の振込先を学校から市に変更する手続きを進めるほか、根拠となる条例案や個人情報の管理に必要になる予算案を開会中の市議会に諮っています。
給食費の「公会計」への移行をめぐっては、会計処理や未納者への対応などが教職員の負担になっているとして文部科学省も自治体に対応を求めていますが、県内で公会計で徴収している市町村はほかになく魚津市が初めてになります。
魚津市は「文部科学省が示しているガイドラインを参考に来年春からスムーズに移行できるよう準備を進めていきたい」と話しています。