「海王丸」に高校の生徒が乗船 船の構造など学ぶ

射水市に係留されていて、「海の貴婦人」とも呼ばれる練習用の大型帆船「海王丸」に高校の生徒が乗船し、船の構造などについて学びました。

商船学校の練習船として世界各地を航海した大型帆船「海王丸」は、富山県射水市に係留されています。
この海王丸を使って、船の構造などを学ぶ県立滑川高校海洋科の2年生11人が乗船しました。
船の実習室に集まった生徒たちは船を管理する財団の職員から、海王丸は帆で受ける風の力以外にディーゼルエンジンを使用して運航しているとして、エンジンの構造などを図面を見ながら学びました。
また、工作室に移動した生徒は航海中に部品に不具合が生じたときのために船内にさまざまな工作機が積み込まれていて自分たちで直していることを教わりました。
海王丸に乗船した生徒は「船内を実際に見ると図面で見るよりも複雑でしっかり学ばないと理解できないと感じたので、船についてさらに勉強したいです」と話していました。
海王丸を管理する伏木富山港・海王丸財団の大田大さんは「船内の機械を見て、どうやって動いているのか学んでもらい、船で働きたいと思う人が増えたらうれしいです」と話していました。