インフルエンザ患者数 高水準で推移 学級閉鎖など相次ぐ

12月3日までの1週間に県内で報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり21.96人にのぼり、先週に続いて高い水準で推移しています。
学級閉鎖などが相次いでいて、県は手洗いやマスクの着用など感染対策の基本を徹底するよう呼びかけています。

県によりますと、12月3日までの1週間に県内48の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1機関あたり21.96人で、前の週からわずかに増えて高い水準のまま推移しています。
患者のうち15歳未満が全体の71%を占めていて、県内の小中学校や高校では6日までに、のべ155の学校や施設で学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいます。
県感染症対策課は、手洗いや換気、それに適切なマスクの着用など基本的な対策に加えて、ワクチンの早めの接種、また体調不良の場合は外出を控えるなど感染予防の徹底を呼びかけています。
一方、新型コロナウイルスの患者数は、12月3日までの1週間で1医療機関あたり2.98人となりました。
県が推計した1週間の県内全体の患者数は675人となり、前の週よりも13%増加しています。
年代別では、40代が全体の24%と最も多く、ついで50代が20%、30代が14%10代が10%などとなっています。
12月6日時点の入院患者数は前の週より1人増えて61人、重症者は1人となっています。