24日〜25日 平野部でも積雪か 交通影響に注意を

22日は暦の上では雪が降り始めるころとされる二十四節気の1つ「小雪」です。
県内では24日から25日にかけて、山間部を中心に雪となり、平野部でも雪が積もるところがある見込みで、気象台は、積雪や路面の凍結による交通への影響に注意するよう呼びかけています。

気象台によりますと、県内は強い寒気が入り込んだ影響で、21日の朝、気象台で「初霜」を観測したということです。
これは平年より4日早く、去年より12日早いということです。
また北陸地方では24日から25日にかけて冬型の気圧配置となり、この時期としては強い寒気が流れ込む見通しだということです。
このため県内は24日は山間部から次第に雪に変わり、夜は平野部でも雪となるほか、25日にかけては平野部でも雪が積もるところがある見込みだということです。
県内の「初雪」の観測は、平年が12月3日で、去年は12月14日でした。
気象台は積雪や路面の凍結による交通への影響に注意するよう呼びかけています。
【ガソリンスタンド タイヤ交換の予約相次ぐ】
県内で11月24日から25日にかけて平野部でも積雪が予想されていることを受けて、富山市のガソリンスタンドではスタッドレスタイヤへの交換の予約が相次いでいます。
富山市赤田にあるガソリンスタンドでは、先週からスタッドレスタイヤへの交換の予約が入りはじめ、今週に入ってからは1日15件から20件の交換をするなど、対応に追われています。
22日も予約の電話が相次いでいましたが、作業が立て込んでいるため対応できるのは早くても今週日曜日、26日ごろになるということです。
富山石油の富山南インターサービス・ステーションの岡本佑介マネージャーは、「今週の土曜日に雪の予報が出てから予約が増えて大変忙しい状態です。早め早めに準備してもらいたいです」と話していました。
また日本道路交通情報センターは、早めの冬タイヤの装着と大型車はチェーンも携行、装着するよう呼びかけています。
JAF・日本自動車連盟富山支部は、タイヤの摩耗を確認し、溝にある「プラットホーム」と呼ばれる部分が露出していたら新品と交換すること、タイヤの空気圧が適切か、運転席側のドア付近に表示されている指定空気圧を確認、調整すること、そして雪の上などでは急発進、急ブレーキ、急ハンドルは避け、カーブの手前ではスピードを落とし、車間距離を十分に取って慎重に運転することを呼びかけています。