県産野菜をブランド化へ 魚津特産の「新川だいこん」をPR

県産の野菜を新たなブランドとして売り出す取り組みが始まり、魚津市では14日、地元特産の「新川だいこん」のPR販売が行われました。

県は、各地域の自然環境や農家の高い生産技術で生み出される県産の野菜を「とやまテロワールベジ」という新たなブランドで売り出すことにしていて、14日はその第1弾として魚津市のスーパーで「新川だいこん」をPRする催しが行われました。
催しには、生産者も参加し、地中深くに肥料をまく「新川だいこん」独特の栽培方法によって、表面にひげ根が少ない美しく太い大根に育つことや柔らかで甘みのある味で煮物にも大根おろしにしても美味しいことなどをPRしていました。
県によりますと富山県では耕地面積に占める水田の割合が96%とコメの栽培が中心で、県内市場での地元野菜の流通量は全体の1割程度にとどまっています。
県では今後、かぶや白菜なども「とやまテロワールベジ」としてPRを進め、消費者や飲食店への普及を図ることにしています。
県とともにブランド化を進める「日本野菜テロワール協会」の小堀夏佳代表理事は「山から海に連なる豊かな土壌や雪に育まれた名水、それに農家の高い技術で作られた富山の野菜をもっと知ってもらいたい」と話していました。