大相撲九州場所 朝乃山 左足けがで初日から休場

大相撲の大関経験者で、12日から始まる九州場所では前頭筆頭に番付を戻していた朝乃山が左足のけがのため初日から休場することになりました。

日本相撲協会は10日、九州場所の初日と2日目の取組を発表しましたが、朝乃山の取組は組まれず、休場となりました。
朝乃山は10月28日に広島市で行われた巡業で、稽古の際に左足のふくらはぎを痛め、九州場所の直前になっても相撲を取る稽古ができないなど調整が遅れていました。
地元の後援会には朝乃山が病院で診察を受けたあとにすぐ連絡があり「左ふくらはぎの肉離れと診断され、2週間程度の安静が必要と言われた」と本人から聞いたということです。
朝乃山の休場はことし7月の名古屋場所以来、10回目となります。
朝乃山は「悔しい。休場したくない思いが強かったが医者からも出場はすすめられなかった」と話しました。
途中出場については「未定だ。足がよくなれば出たいが、来年以降も場所はあるので」と複雑な胸中を明かしました。
朝乃山はことしの名古屋場所では、左腕を痛めて途中休場しましたが再出場して千秋楽で勝ち越しを決めるなど、番付を上げていました。
そして、九州場所では東の前頭筆頭まで番付を戻しましたが、三役を目前にして休場を余儀なくされました。