園児がチューリップ球根配り交通安全呼びかけ 入善町

保育所の子どもたちが地元特産のチューリップの球根をドライバーに配り、「注意アップ」と語呂合わせで注意を呼びかける交通安全キャンペーンが入善町で行われました。

この取り組みは、チューリップの生産が盛んな入善町で、球根の収穫が終わったこの時期に毎年、行われています。
警察署には保育所の年長クラスの4人をはじめ、警察や交通安全協会などからあわせておよそ50人が参加しました。
参加者たちは通りかかった車を警察署の敷地内に誘導したあと、左右の確認など交通安全のマナーが書かれたチラシとともに、チューリップの球根およそ200個をドライバーに手渡していました。
子どもたちが「チューリップで注意アップして下さい」と語呂合わせで元気いっぱいに注意をよびかけると、ドライバーも「わかりました。ありがとう」と笑顔でこたえていました。
入善警察署管内では10月18日に、朝日町で道路を横断中の90歳女性が車にひかれて死亡し、1000日余り続いてきた管内での死亡事故ゼロの記録が途絶えたことから、参加者はよりいっそうの注意を呼びかけたいとしています。
参加した女の子は「とても楽しかったです。私も道路を横断する時は左右を確認して手を上げて渡ります」と話していました。