魚津水族館「河口域」「両生類」テーマの水槽登場 魚津市

魚津水族館で富山の河川を再現したコーナーが10月中旬にリニューアルされ、「河口域」と「両生類」をテーマにした水槽が新たに登場しました。

魚津市の魚津水族館にある「富山の河川コーナー」は、3代目となる今の建物がオープンした42年前に設置され、川の上流や下流に生息する魚などが展示されています。
今回、このコーナーがリニューアルされ、新たに「河口域」と「両生類」をテーマにした水槽の展示が10月12日から始まりました。
このうち「河口域」の水槽では、川と海を行き来し、土に穴を開けて隠れる習性がある甲殻類の「クロベンケイガニ」や「テナガエビ」、それにハゼ科の「ビリンゴ」といった魚が展示されています。
また「両生類」の水槽には、ほとんど木の上で生活するという「モリアオガエル」の仲間をはじめ、絶滅危惧種で、市内でも生息が確認されたという「ハクバサンショウウオ」も展示され、貴重な生物の生態を間近に見ることができます。
魚津水族館の飼育研究係、石栗巧巳さんは「隠れるのがうまくて、大きな水槽にいると見つけづらい生き物を、観察しやすいように工夫して展示しているので、いろいろな方向からじっくり見つめてほしい」と話していました。