高額旅費問題 高岡市の角田市長「事業を形にしていく」

アメリカの姉妹都市への訪問で飛行機のビジネスクラスを利用し旅費が高額になったことについて、帰国した高岡市の角田市長は16日、報道陣の取材に応じ、「賛否は大切な市民の声として受け止めている。事業を形にしていくことが市民に納得してもらえる唯一の方法だ」と述べて理解を求めました。

高岡市の角田市長や議長など6人は10月9日から7日間の日程で姉妹都市のアメリカ・インディアナ州にあるフォートウェーン市を訪問しました。
市長など4人はビジネスクラスを利用し、4人の旅費は1人あたり218万円と、エコノミークラスの(114万)約2倍近くになることから、市議会などで疑問視する声が上がりました。
15日に帰国した角田市長は16日市役所で報道陣の取材に応じ、「賛否は大切な市民の声として受け止めている。機内で資料の読み込みや事前準備などができた。事業をしっかりと形にしていくことが市民に納得してもらえる唯一の方法だ」と述べて理解を求めました。
そのうえで市長は訪問の成果として、現地の大学などと連携して英語教育を充実させることや高岡の伝統産品などを売り込むこと、それに高校野球の交流大会を開催することなどをフォートウェーン市側と進めていくことになったと述べました。
また高岡市は今後の市長への取材について、市側でもその様子を動画撮影するなどして正確な情報発信を行いたいとしています。