海洋深層水で養殖のサクラマス使用 “ますずし”の新商品開発

サクラマスの養殖事業を行っている入善町の漁協と県内の老舗企業が協力した富山名産の“ますずし”が開発されました。

入善町で12日開かれた記者会見には、入善漁業協同組合と富山名産の“ますずし”を製造販売する老舗企業の代表が出席しました。
今回開発された“ますずし”は、富山湾の水深約380メートルからくみ上げた海洋深層水を使い入善漁協が養殖したサクラマスが使用されていて、低い水温でストレスなく養殖されていることや深層水に含まれるミネラル分によってあぶらののった大ぶりのサクラマスに成長させたということです。
この“ますずし”には県内で収穫されたお米が使われていて、すべて県産の食材でできています。
会見に出席した老舗企業の四谷英久社長は「栄養豊富でうまみがあり、ますずしのファンに支持してもらえる商品だと思っています。郷土の風土から生まれた食文化を、地元のものを使って残していきたい」と挨拶しました。
この“ますずし”は1500食限定で用意され、13日から12月末まで富山駅や高岡駅といった県内の主要な駅などで販売されることになっています。