次世代の交通手段「空飛ぶクルマ」の展示会 砺波市

次世代の交通手段として、国内外で開発が進められている「空飛ぶクルマ」の展示会が、7日から砺波市のスキー場で行われています。

「空飛ぶクルマ」は、次世代の交通手段として国内外の企業が開発に乗り出していて、再来年の大阪・関西万博での実用化が期待されています。
この「空飛ぶクルマ」を多くの人に知ってもらおうと、砺波市のデザイン事務所が、7日から、となみ夢の平スキー場で開かれているイベントにあわせて、所有する「空飛ぶクルマ」の展示会を開きました。
展示された機体は2人乗りで、幅約5.6メートル、高さ約1.8メートルで、ドローンなどの技術を応用し、電動のモーターでプロペラを回して飛行します。
環境に優しく、将来的には都市部の交通渋滞の緩和や、山間地や離島への移動などをより便利にする次世代の交通手段として期待されています。
訪れた子どもたちは、実際に座席に座って写真撮影をするなどして楽しんでいました。
家族と訪れた6歳の男の子は「空飛ぶクルマの羽がかっこよかったです」と話していました。
展示会を企画した「HIYOSHIDESIGN」の石村忠美社長は「子どもたちに夢を与えたいと思い企画しました。将来的には、砺波でも空飛ぶクルマを飛ばしたいです」と話していました。
機体の運用を担う「AirX」の手塚究社長は「観光や災害時にも活用できるので、地域の人たちに喜んでもらえる乗り物にしていきたい」と話しています。
この展示会は、9日まで行われます。