銅像「もみじ姫」消える 重機使って持ち去った可能性も

9月下旬、高岡市の公園にある重さ約300キロの銅像が持ち去られたことがわかりました。
市は警察に被害届を出し、警察が窃盗事件として捜査を進めています。

持ち去られたのは、高岡市伏木国分の公園にある高さが約2メートル30センチ、重さが約300キロの「もみじ姫」という銅像です。
高岡市によりますと、この銅像は21年前に高岡市にある銅器の会社が、地元で語り継がれる伝説の「もみじ姫」をモチーフに制作し、市に寄贈しました。
9月29日に市に匿名の男性から連絡があり、職員が現地を確認したところ、銅像がなくなっていたということです。
9月25日に市の委託業者が公園の除草作業をしていた時には銅像はあったということで、銅像は9月25日から29日までの間に持ち去られたとみられるということです。
銅像は4本のボルトで土台に固定されていましたが、ボルトが引き抜かれていたほか、銅像近くの木の枝には折れたあとがあるということで、市は重機を使って持ち去った可能性もあるとしています。
市は10月2日、警察に被害届を出したということで、警察が窃盗事件として捜査を進めています。
高岡市景観みどり課は「残念ですが、地元のみなさんはもっと残念に思っているのではないかと思います。こういうことはあってはならない」と話していました。