鳥インフルエンザの流行に備え防護服着用など感染拡大防止訓練

ことしも鳥インフルエンザの発生が懸念される中、感染の拡大防止に使用する防護服を着る訓練などが3日、富山市で開かれました。

会場となった県民会館には、国や県、市町村の担当者、それに県内の養鶏業者など約130人が集まりました。
訓練は県内の養鶏場でウイルスが発生した想定で行われ対応にあたる県の職員たちが、防護服や手袋などを身につけてから養鶏場で鶏を窒息させ処分する作業を練習しました。
そして、ウイルスが広がらないように全身を消毒してから慎重に防護服などを脱ぎ別の長靴に履き替えてから養鶏場の外に出る手順を確認していました。
会議ではこのほか、県の担当者が感染予防策として養鶏業者に野鳥を防ぐネットの購入費用を補助したり全国の感染状況に合わせ消毒用の消石灰を配布したりしていて、感染が確認された場合に備え通報を受け付ける24時間対応の電話窓口も設けていることなどを説明しました。
県畜産振興班の岡村造班長は「関係機関と連携して緊張感を持って対応したい。ウイルスを広げないため養鶏場には近づかず死んでいる野鳥を見たら触らず県に連絡してほしい」と話していました。