インクルーシブ公園で子どもたちが互いに理解を深める

障害のあるなしに関わらず、子どもたちが一緒に遊べるように工夫されたインクルーシブ公園で、子どもたちが互いに理解を深めながら遊ぶイベントが行われました。

富山市秋ヶ島の「県空港スポーツ緑地」には、障害のあるなしに関わらず、子どもたちが一緒に遊べるように工夫された特別な遊具がある「インクルーシブひろば」が整備されています。
17日は、子どもたちに互いに理解を深めながら遊んでもらおうと、児童指導員を配置して初めてとなるイベントが企画されました。
公園の中を巡るクイズラリーでは、訪れた子どもたちが「遊具のそばで車いすの子どもが困っていたらどうすればよいか」といったクイズの答えを懸命に考えていました。
また、人工呼吸器などをつけていても親と一緒に滑ることができる幅の広い滑り台や、体幹が弱い子どもでも安全に乗ることができるハンモックのブランコなどを楽しんでいました。
5歳の娘と訪れた40代の父親は「クイズなどを通じて子どもも親も理解を深められたのでよい取り組みだと思います」と話していました。
県空港スポーツ緑地管理事務所の長谷川暁信所長は「誰もが利用しやすい公園にするには、子どもたちの心のバリアフリーを進めることも必要です。ここで遊んだ子どもたちがさまざまな立場の人に配慮できるようになってほしい」と話していました。
このイベントは、冬場を除いて毎月開催され、次回は10月29日となっています。